1月25日土曜日は鹿児島市内の鹿児島県民交流センターでのこの時期恒例の「第25回 外国人による日本語スピーチコンテスト」が開催され、今年も楽しみにしつつKIC(鹿児島国際化推進協議会)を代表して、審査員をさせていただきました
今年も1月10日に鹿児島県内在住の外国人35名がエントリーされて予選が開催され、そこで勝ち残られた10名がこの日の決勝に臨まれたのです
まずはこれも毎年恒例になってきたお昼をかねての審査員打合せ会なのですが、なんとなんと嬉しいこととに、今年もこの会のお昼は堀江町のお寿司のマエストロ「司すし」さんのにぎりでしたぁ!!
つーことでお腹を絶品のお寿司で満たした後は、大ホールにてオープニングセレモニー、ここでは主催者である公益財団法人鹿児島県国債交流協会の津曲理事長が素晴らしい挨拶をされました
そして続いて10名(5カ国)の皆さんの素晴らしいスピーチを聞かせていただいたのですが、毎回感動するのはその日本語のスキルと同時にその内容の濃さなのです
これは審査員団として、さんざん頭を悩まして結果発表にはいる前の舞台上、緊張の瞬間です
今年も優劣付けがたいものすごいハイレベルの内容で、最優秀賞は中国から現在鹿児島大学に留学中の「王 珊珊(オウ サンサン)」さんでそのスピーチタイトルは「おばさん」でした
これは一昨年の表彰式後の記念撮影だと思うのですが...
僕ちゃんもこの審査で毎年ここに来ると、自分自身が38年前のネットや情報のない時代に自分でいろんな文献調べて、大学と直接英語の手紙のやり取りをして不安一杯で留学をした経験を思い出すのですが、まずオリエンタルの男がアメリカ合衆国で生活を始めると一人の人として人格を認められたり居場所をつくるまでに結構時間がかかったよなぁ...ただ日本と比べるとずっと先入観や差別なく社会がフェアだったなぁ、なんてことを思い出すのです
そもそも日本人のリテラシーって結局、情報が「人づて」だったり「国のコントロール下にあるマスメディア」のフィルターを通してゲットするものが多く、その情報のもとに価値観の近い仲間同士で群れてしまう習性がつよい気がするのです
そんな事自体がとても一人ひとりの情報収集力を低下させている気がしてならない昨今、こうして鹿児島に人づてなく一人でやってきて大勢の外国人の前で緊張しながらその感性をもって自分自身の視点からスピーチをする環境に自分を置ける...
この場に出場してくる彼らの勇気はとてもすごいし、日本の大人はもっともっと彼らの姿勢に学ばないといけないよなぁ、と今年もつくづく感じたこのコンテストなのでした
なぁんて言ってるうちに今年ももう今日で1月は終わりとなりました!! 改めてカッと目を見開き、すべてのアンテナを張りめぐらし感性を研ぎすまし、日本のオッサンらしくない独立したリテラシーを持って2月からもこの激変の時代の中、楽しく前向きに進化していきたいと思います
- 2020.01.31 Friday
- 社会・政治
- 13:40
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- by なりブー