師走もほぼ終わりに近づき発表された来年度の日本国政府の一般会計総額は「過去最大の」101.4兆円だということで、税収が増えたといいつつも結局その内の32.7兆円は新規に国債を発行しながら(若者世代へのツケまわし)のこの予算
なんだかこの経営感覚のなさといつまでたってもプライマリーバランス(基礎的収支)を健全に出来ないでいる政治屋さんたちの胆力のなさにはあきれてしまうのですが
2019年を間近にして、ふと立ち止まって日本経済のことを考えると日本国内ではM&A(企業の吸収合併)以外での成長産業ってなかなか見つからない今日ですが、多分我々日本人はこれまで教育カリキュラムの中でも会社の中でも、「0ゼロ」から価値を作り上げるための教育や環境は創ろうとしてこなかったということの結果なのかもしれませんよね...
急激な生産人口の減少とシルバー層の増加やそれに伴う厚生関連の費用、そしてそれを前向きにとらえビジネスとして組み立てる気持ちはあるのかも知れませんが、なかなかビジョンやブレイクダウン(具体的計画化)が出来ないし、よしんば若き天才達がすこし活躍しかかっても、法規制や条例の制定をするための政治的決断が遅すぎたり、政治家たちのイメージ醸成がこの世の中の激変について行けずに、イノベーション自体の足かせになっていたり
さらに超少子高齢化が加速していく日本の新時代の経済の主幹の一つは間違いなく「シェアリングエコノミー」、さあ政治屋さんたち現存利権はどこに移っていくのでしょうかねぇ?
そしてその一方では行政が今までと同じ感覚で右肩上がりのイメージのままの政策だったり、あるいは経営者や消費マインドとは関係なく有り余る行政の時間とマンパワーを「単に働かせるために」コンプライアンスの徹底に走ったりして経済自体の根源を締め上げ続けている矛盾構図になっちゃってる気がしてならないのは僕ちゃんだけなのでしょうか?
今こそ若者達を中心にさまざまなカタチでの「起業」をしてもらい、社会の様々なソリューションをしやすいビジネスモデルを創造するための環境つくりをするべきですよね
来年こそ地方行政でもこの日本の状況を真っ向から直視をして、世代を超えてのまともな(形式ではない)議論をいろんなシーンで繰り返して、ただただひたすら赤字公債を発行しつづけて将来にツケ回しをしていく施策パターンはどこかでやめていかなきゃならないと思うのです
そして「変革すべきだ」という共通の認識が出来たなら、どんなだったら最大公約数の真面目な日本国民は将来に希望を描き幸せを目指せるのかを、ちゃんと経営感覚をもってビジョンを描き、実行に移していきたいものですね
もう中国やアメリカのテクノロジーレベルには日本は追いつくことがないほど加速度的に引き離され完全に置いていかれてしまいましたね...
そのための手段として「イノベーション」という概念もあるし、学校教育も社内教育もそのビジョンにもとづいた「インペンション:invention(発明)」のための人材投資もして行かなきゃならんという事なのかもしれません、つまりイノベーションは語学なんかと同じで、それ自体が目的でもありながら「新しい価値への手段」だという事ですよね
こんな人が大臣やるのも、させるのも、本当に最悪かつものすごい罪だと思うのです...
国の責任ある立場の人たちは、とりあえず自分が生きている間は守銭奴として権力のもとで安穏としつつカネをかき集めつづけて、死んだ後はこの国の次の時代のことなんて関係ないとマジにそう考えているのでしょうか?
的外れな指示をしたり、事務方に世話をかけない分、まだうちのア太郎や(故)メルビーちゃんのほうがずっとサイバーセキュリティ相としてはマシかもしれません
そろそろ日本もマジで専門議員を廃止して、少数の兼業議員制度にして様々な既得権益や利益代表のバランスでのスローでセレモニー的政治からいち早く脱却するべく国会はAI化してガジェット(小さい端末)などで若者達にさまざまなパターンの事例を確認させながら、スピーディに立法したり政策を実施できた方が、中国やアメリカにも負けないイノベーティヴで未来ある日本に舵取りができるのではないでしょうか?
とにかく、「成長資本主義」から「公益資本主義」へとシフトしていかなければならない世界多様化の時代、命がけでない胆力のない政治屋さんの存在は障壁か罪にしかならない気がしますが...
まさに江戸の世の中のシステムを世界に合わせて大きく進化させた維新から150年たったのですが...
「相変わらずの昭和感覚のオッサン政治屋さんたち、平成も終わることだし、金の亡者ゲームはもういかげんここらでよすはごわはんか?」