島津重富荘さんの今回の美食の饗宴、またまた超素晴らしく美味しく、そしてこの上なく楽しい時間を過ごさせていただきました
今回はここ島津重富荘さんのフードプロデューサーである「フレンチの鉄人」東京青山「ラロシェル」の坂井宏行シェフと一緒に赤坂「Turandot 臥龍居(がりゅうきょ)」など4店舗のオーナーシェフを務める「現代の名工」脇屋友詞さんの両巨頭そして、ここマナーハウス島津重富荘が誇る宮元総料理長の3人のコラボディナーでした
それにしても毎回本当に感動のお料理とエンターティメント性と上質の音楽などと合わせて、この「饗宴」の楽しいのはご一緒させていただくテーブルでの出会いと楽しいお話しなのです
そしてこの夜のゲストシェフのおひとり脇屋シェフのお店の「トゥーランドット」にちなんで、アミューズを頂きながら鹿児島交響楽団のメンバーでもあられるハープの永井 哲さんとフルートの関 めぐみさんのお二人がプッチーニのオペラ歌曲「トゥーランドット」など数曲の素晴らしい演奏を披露してくださいました
アミューズは脇屋シェフ作の「ビタミンいっぱいフルーツの香りと黒酢の酢豚」、そして坂井シェフ作の「香り高いオマール海老のフラン青のり風味」、そして宮元シェフ作の「沖縄豚のブーダンノワール」の3品が一緒に乗ったディッシュでスタートしました
3品ともなんだかいきなりおとぎの国に舞い込んだようなとてもゴージャスで食感と豊かな味わいのめくるめく共演ともいえる、さながら「素敵なお味のメリーゴーランドやーっ」てな感じでした(どっかのグルメレポーターみたいですが..)
そして今まさに旬の秋太郎登場! 宮元シェフ作の「秋太郎とフォアグラのチエド 黒ゴマソースとさつま黒鶏のクロッカン」...だそうです、この一見ノリのようにも見える黒いパリパリの黒鶏も超美味しくて、そして秋太郎はまるで上質のお肉をイメージさせる旨味でした
実は僕ちゃん意外と内臓系は苦手のはずなのですが、このフォアグラは超美味しかったです
そしてたて続けに脇屋シェフワールドの2連発!! 「今がとっても美味なキノコの香り蒸し」は真ん中の緑の部分は銀杏のスープで「この部分から食べてくださいね」という説明があり、「一度に二度美味しい!」みたいな感動の逸品でした、そしてそして「王道フカヒレ上海風煮込み」フカヒレとこのスープが美味しいのは言うまでもなく、もやしとの愛称がまた超ピッタリなのです
メニューのタイトルに「炊きたてご飯と共に」と記されており、すこしフカヒレ姿煮スープを食べたところで一度主食のごはんが出てきて、このフカヒレスープに混ぜていただいたのでした
余談ですが、このフカヒレの時に舞台上で一番最初にMCの斎藤祥子さんが脇屋シェフに「試食をしてみてください」と突然ふられて食べた後に「もう、コラーゲンたっぷりすぎて上と下の唇がピッタリくっついて離れませんが、私の一人で唇がひっついてどうする?!」ってひとりギャグ突っ込みをされて、僕ちゃんの隣に座っていた鹿児島を代表する美人ソムリエの城下久美さんが完全にはまって大ウケしてました!
そして今度は坂井ワールド炸裂!「秋の美味なる栗のスープ、そのアイスクリームを浮かべて・・・」同じく坂井シェフの作品で私たち皆の前で丁寧に説明してくださった「牛ロースの塩パン包みのロースト ムッシュ坂井のサプライズなプレゼンテーションで」というタイトルのこのお肉、坂井シェフが約140人分を全て一人で切って盛られて、もう超美味しかった感動の上さらに、このお肉を包んで調理した「塩パン」を「ちょっと食べてみる?」と会場に向かって坂井シェフが尋ねられたのでした
すると前の方に座っていた美人薩摩オゴジョトリオの一人(飯山さん&石川さん)マルヤブライダルの柳田祐弥社長が真っ先に手を挙げてくださり、そのおかげでその後ろの僕ちゃんらのテーブルにもこの香草たっぷりの塩パンがちゃんと回ってきたのでした
お肉の調理用の「皮」ということなので味付けはしょっぱいものの、これがまた超美味しいのです(゜o゜)
ところで今回の坂井シェフとの饗宴で鹿児島に来られたこの脇屋シェフ(右から3番目)はもともとは北海道のご出身だそうで、赤坂山王飯店、東京ヒルトンホテル等を経て1996年に「トゥーランドット游仙境(ゆうせんきょう)」の代表取締役総料理長になられたのです、そしてその後は1998年には皇太子ご夫妻のご夕食調理総責任者なども経験され、2001年には赤坂に「Wakiya一笑美茶楼」、そして2011年には同じく赤坂に「トゥーランドット臥龍居」と「Wakiya迎賓茶楼」をオープンし現在は4店舗のオーナーシェフを務めていらっしゃるそうです
そしてなんとここで脇屋シェフ作の「鹿児島黒豚と豆乳の坦々麺」登場!! 超スパイシーでコクがあり美味しいのですが、豆乳がすべてをマイルドに調和させた絶品でした、このころになると僕ちゃんのテーブルの美女軍団「チーム マダムヤン」(同じテーブルの女性陣自称です)の皆さま方は「すっごいボリュームでお腹いっぱい!」を連発されていました
そして締めのデセール(デザート)は、宮元シェフの作品で「さつま芋のブランマンジェ 沖縄ラムのアイスクリームに石垣ヒバーチを香らせて」ということで、コーヒーと一緒に美味しく頂きました
この夜「チームマダムヤン」の中で僕ちゃんのお隣にソムリエの城下さんがいてくださったおかげで、僕ちゃんにとっては完全無知のワインの世界のことも色々と教えていただくことができました、超ラッキーで幸せなディナータイムなのでした、そしておなじチームマダムヤンテーブルで僕ちゃんと2人だけの男性としてご一緒させていただいた細川教授ご夫妻も本当に素敵なご夫婦でした
そして帰りがけに出くわしたこの風景! 僕ちゃん慌ててカメラを取り出し写してしまいました
鹿児島の大切な人材(若きシェフ)Saburo Aokiさんご夫妻とムッシュ坂井そして脇屋シェフとのこのショット...この瞬間、僕ちゃんは青木シェフご夫妻がこれからもきっと鹿児島でトゥーランドットに勝るとも劣らないストーリーを持つ創作中華を創りだしていってくれるだろうなぁと確信したのでした
いずれにしてもこうして世界的なシェフたちを鹿児島とフランクに繋いでネットワークとして根付かせてくださる島津重富荘の清川オーナーご夫妻の素晴らしいポリシーに心から敬意を表するのです
こうして鹿児島をベースにして「トゥーランドット姫と王子カラフ」のような運命的でドラマチックなカップルともいえる皆さんたちがこれからもますます活躍されるように僕ちゃんも「リュー役(この役は女性ですが^^;)」なんていいませんが、なんかのわき役かチョイ役ででもその舞台の一端を担えたらとっても幸せだと思うのです