やっぱり、リノベーション発想の勢いはすでにまちづくり先進地では当たり前、もう止まらないなぁ!!って感じなのです
ここもやはり中心部や街のセンターから少し離れた「境目」ロケーション(位置)なのですが、秋葉原の街からでも歩いて6〜7分、神田の駅からでも同じくらいの場所...今からちょうど100年前に完成した赤レンガづくりの万世橋高架橋、つまり電車の走る高架下をリノベーションしてつい2週間くらい前(9月14日土曜日)オープンした東京の新名所なのです
鹿児島市内にもすでにポツポツ出来始めていますが、古いことや使い込んで愛着のあるものに価値を見出し始めた人々が、そこに機能性だけでないデザイン性や自分のライフスタイル表現といったコンセプトを折り込みデザインし新しい価値観を融合させる...これが僕ちゃん的リノベーションの定義でしょうか
この何ともいえない素敵なancient modern(古いんだけど新しい)スタイル空間の心地よいこと..
建築やお花のデザインも近代の始まりは1919年ドイツのデザイン学校であるバウハウス理論で始まったと言われていますが、そこから繋がる近代デザインに関してここ10年くらいでまたそのコンセプトトレンドが世界的に大きく動き始めた感覚がするのです
随所にまぎれもなく高架下の「カタチ」が洗われているのですが、そんなデザインの必然性や歴史を受け止めることからデザインコンセプトが立ち上がる的な...もちろん上を電車が走っても昔のように「ゴトンゴトン」って音がすることは全くないのです
超カッケーですよね!!このレンガとスティール(鉄)のマットなテクストラーレ(質感)のマッチング
そしてアーチ型をモチーフにしてそれを随所にコンセプトとしてリピート(アピール)している...
最近の小売業のトレンドヒントがここにもあるような気がするのですが、お客様は一つのアイテムだけをくくって見せられるよりも、イケてる人々のライフスタイルの提案の中でたまたまそこに展示してあるアイテムを見てそのスタイルに共感できたときに「買う」という行動に移る...みたいな(なーんか上手く表現できないけど<`ヘ´>)
だから売り場のセクター(間仕切り)がこうして無くなっていくのですよね
でもって僕ちゃんが一人で感動したのが、これなんです!!
この自動ドア...なにげに斜めってる(゜o゜)、でも僕ちゃんは確信するのです「これこそがリノベーション発想のたまもの」だと
今まで誰も考えそうでやってなかった事を発想することが、どんな些細な事でもどれだけ人の新しい価値観を生むのか・・・ということだと思うのです、ブンダバーなのです!!
感動すると「パブロフの豚」現象でおなかがすく僕ちゃん、さっそくここの話題スポット「N3331」でここの名物サンドイッチ「333ド1」(ネーミング、超イケてますよね?!)を頂きました
この景色とヌケ感、そしてすぐ両サイドを電車が走りまくる...鉄道マニアにもたまりませんよね!!
そして忘れてはならない事、ワイファイフリーは若者ライフスタイルにはもはや絶対必須のインフラだということ
ところでこのカフェ「N3331」は秋葉原駅にほど近い旧練成中学校を改修した新しい形のアートセンター「3331 Arts Chiyoda」の企画に関わった一般社団法人非営利芸術活動団体「コマンドN」という団体がプロデュースしているのですが、かれらは「食」を起点としてアーティストや地域の人々とのコラボレーションを行ってきていて、このカフェはその拠点としてオープンしているのだそうです
実にストーリーがあって面白いですよねぇ...http://n3331.com/
つまりこれからの自立するまちの要素はそこでどれだけ面白い人々がそこで楽しそうにコンテンツ(中身)を構成しているのか、そしてその人たちの提案するライフスタイルにどれだけ共感をする人々がそこに集まってくるのか、にかかっていると言っても過言ではないと思うのです
さて、ところでもうお気づきかと思いますが、今のこの施設の名前にしても各店名の表記にしても多分ほとんど読めないし、一回覚えてもなかなか覚えられない名称となっていますよね
つまり名前ひとつにしても、そのスタイルの概念まで踏み込んでこない方はここにはたどり着けませんよ、と言われている気がしてならないのですが、このブログ記事の一つ前でも紹介したように、評判店であればある程お客様の集め方がいままでと違ってきており、「導いて」のスタイルから「共感したら来てね」の形に多くのお店がシフトしてきている気がしてならないのです
つまりこれからの世代への商売の形は「共感できる」ライフスタイルやコンセプト提案の中にこそ始めて「買っていただく」という商機を見出す形になって来ているのではという気がしてならないのです、とても生き方のセンスなくお酒ものめない、そして勉強不足で情弱(情報弱者)な僕ちゃんにとってはとても厳しい時代になってきた気がするのです...
- 2013.09.30 Monday
- 社会・政治
- 01:06
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- by なりブー