今年も28日の日曜日はまたあの鹿児島の伝説のイベント「グッドネイバーズジャンボリー2011」に行ってきました
昨年同様、鹿児島市内から車で約1時間、南九州市の川辺町にある小学校の廃校跡地で開催されたこのイベントですが今年は昨年の評判を聞かれてまた参加者が増えて、会場を観る限りでは昨年の倍以上の参加者が会場に見えられていたと思うのです
開場は13時からでしたが、昨年同様このイベントへの思いが強く、開場を待ちきれない風の皆さんや、また今年は前売り入場チケットが完売だったそうで僕らが到着した13時過ぎはまだ当日券の皆さんが入口で列をなしておられました、定刻からのコンサートなんかでもないのにすごい特殊なことですよね・・・
このイベントで昨年僕がスペシャルだと感じたその理由は、だんだん日本人のイベントに対する感覚が変化してきて、せっかくだったらビジネスとして「招くほう」と「施しを受ける側」の関係を薄くして、皆で楽しく盛り上げてしまおう!!という感覚がこのイベントの趣旨である「Be A Goodneighbors!(お互いにとって良き隣人であろう!)」の精神から会場内すべての人、イベントに浸透しているからなのだと思うのです
左は木の実を使用したような楽器を作って会場のライブで使って楽しんじゃう教室、右はアンディも大絶賛の段ボールハウス教室、昔のこの教室では楽しくも、さすがにこんなオシャレな授業ではなかったでしょうネ...
子供たちも夏休み最後の週末ということもあり、家族連れも多く、ただしみーんなのーんびりと一日中ここでの自然とゆったりしたオシャレイベントを満喫していました
どっかで見かけた美人女性が僕ちゃんに手を振ったと思ったらなんとゆかねーちゃんのお友達のりえちゃん!! 彼女がカットをしてもらっているこの「森の美容室」は小児ガンにかかり放射線治療などで髪の毛が抜けてしまった子供たちのカツラとして使用するための髪の毛のチャリティーなのだそうです、視点が素晴らしいですよね、なにか自分たちも人のために出来ることがないだろうかとそこに工夫をする英知...
それにしても、りえねーちゃんはなんと30センチ近い長さの髪の毛をバッサリとチャリティーカットしたのだそうです、えらいっ!! さすが薩摩オゴジョ!
そしてメイクアップアーティストのMar United 社長のヒラノマリナさんも昨日まで東京でものすごいイベントをやっていたにもかかわらず、この日の朝一便で鹿児島に飛んで帰ってきてそのままこの会場に来られていました、もちろん彼女も教室の中で、チャリティで女性たちをメイクアップするイベントをやってましたよ! 彼女もえらいっ!
今年はあの天文館のナゾの超イケテル贅沢空間イタリアン&喫茶のTredunoさんも出店してました! そして出店各店の工夫を凝らしたフーズ&ビバレッジの看板も素敵です
各出店業者のみなさんも「テキヤ」さんではなく、ほんとうに出店の食事もオシャレなお店ばっかりで、しかも彼らが自信を持って「どうよ?」と言わんばかりの自慢の一品を出してくれているので、本当に何から食べたらいいのか、どこまでたべてしまうのか? みたいなすごい新しい要素の楽しみがてんこ盛りなのです、そして一番素晴らしいのは出店のスタッフたちが賞品を渡す時の笑顔と一緒に「どうぞ楽しんでくださいネ!」のこの一言!! もう大感激なのです、これが真のホスピタリティなのです
14時からステージ上では、超美人シンガーソングライターのコジマサトコちゃんのライブが始まりました! この森に響く彼女の済んだ声はまるで燃える太陽でヒートアッぷした会場を爽やかな風が通り過ぎたようでした
そして教室内ではサクラ島大学の課外授業が開催されており、その頃外ではなぜかすごく難しい顔をしたサクラ島大学の久保学長が会場を歩き回っていました
そしてこの人、もう和製スティービーワンダーと呼ばれるのはおかしいかもしれませんね? ちゃんと日本の「木下航志さん」と呼ぶべきかもしれませんね
彼の歌は絶対に天から「一人でも多く君の声を聴かせてきなさい」とさずかってこの世に生まれてきたとしか思えないほど聴く人の心を揺さぶるのです...一緒に隣で聞いていたマスネーと彼のアメイジンググレイスを聴いてまず鳥肌が立ち、彼のオリジナルの曲「pray(祈り)」を聴いて2人で涙を流してしまいました
木下航志さんは1989年の鹿児島県薩摩川内市の生まれで2歳の時に未熟児網膜症で視力を失いその後ピアノをはじめ5歳でクラシックピアノをはじめ1997年に鹿児島市内の鹿児島県立盲学校に在籍しながら8歳で鹿児島市内でストリートライブをはじめ、その魂の歌で22歳になる今まで世界中を飛び回っていますよね、いゃあもうこの会場でかれの神がかり的な声を聞いただけでもう満足だったのでした
そして、出ました鹿児島の夏の定番「スカミュージック」はアーツの面々
気がつくともう皆総立ちで気持ちよく踊りまくってるし、各出店のお店のスタッフたちもブース内で楽しそうに踊っているのです
そしてなぜかパラダイス食堂のあのカッ飛んだ店主サトちゃんはお店を飛び出して、しかもお店のトレードマークのあの金色の招きネコちゃんを抱えたままステージ前で踊っているではアーりませんか!!(やっぱこのパラ食のサトちゃんは楽しい時間の過ごし方の天才だと思うのです...)
この写真なんだか子供が太陽をつかもうとしているようで素敵でしょう? 子供たちもみーんな大喜びでノリノリでした!! 大人が楽しむと子供も絶対楽しいのです
ところでこれがこの日わざわざ鹿児島市内平之町のパラダイス食堂からこの会場にまで出張してきた金色の招きネコちゃんです(グッドネイバーズのパラダイス食堂ブースにて)
そしてステージのセミファイナルがまたまた今年も皆が待ち焦がれていた鹿児島市内のしょうぶ学園の生徒と職員で構成されている「OTTO&ORABU」の演奏でした
このタクト(指揮棒)を振られる理事長の福森さんも玉龍OBでラグビー部だったそうですが、知的障害の生徒さんたちをのびのびと楽しませながらその持ち味を伸ばしつつ、さすがラガーマンスピリットをもち一人も脱落者をださないためのこの信念の学育体制は、ぼくより後輩とはいえ本当に尊敬の念を抱かずにおられないのです
すべての観客たちはこのOTTO&ORABUの熱い演奏に鼓舞され、その後もラストのエゴラッピンのライブまで心底楽しむと同時に踊りまくりものすごい声援を送っていました
そしてアートも会場の随所にちりばめられて(これはキャンドルアートです)、子供たちも自然と興味を持って見つめていましたよ! (ところで、この子なんとジミヘンのTシャツを着てました!!)
まからずやのドットコムアドバイザーのアンディもこの運営側のキーパーソンとして、そしてこの会場の広報担当のユニフォームのボーイスカウトの服装で大活躍しておられました、ご苦労様でした!!
この鹿児島のイケてる若者たちの熱い思いと考え抜かれたコンセプトそしてこのセンスの良さを持ってこの指とまれで、皆自身が楽しみながら皆を巻き込んだイベント「グッドネイバーズジャンボリー2011」、なんと今回は北海道、東京、大阪、岡山、広島、福岡からも団体でこの会場に来られていたのだそうです、実際、僕が仲良くなったちっちゃい子供連れのご夫婦も博多から鹿児島まで車で来て、美味しい焼酎を飲むために鹿児島市内に全後2日泊って、会場直行のシャトルバスでここまで来たとおっしゃってました
すごくないですか? たかがイベントで北海道の人を3000キロも離れた場所まで呼べてしまうって...外部からの流動人口ってこうやって上げるのですよね
本物の「イベント」って、単発のインバウンドで終わらずに、こうやってネットワークをはり続け、持続性も一緒に作っていく、そして次の展開では、なにかにそのネットワークや人材が資産として利用できる状態を創っていくと言うことがその第一義だと確信するのです、このジャンボリーはその意味でも間違いなく本物なのです
そしてこのイベント前日(8月27日)に売りだされたこの衝撃の鹿児島の本、「under's high」(同名フリーペーパーの連載コラム「鹿児島再生論」)のプロモーションビデオも、凄いです! 僕も早く買ってまたこのブログで大いに話題にしたいと思います、絶対鹿児島の住民は必見ですよね
鹿児島は変わるべきだし、変わらなきゃ今の利権がらみの政治屋さんによる当局の大手企画会社丸投げ企画追認の行政ビジョン路線のままでは絶対ダメになるし、これからを生きる若い人たちの夢、意思をもとに彼らの行動力、センスや感性を活かした路線に一時も早く方向転換をしていかなければ、本当に西郷さんらに天から「おはんたちゃ、ないしょっとな!!」と絶対にがられると思うのです
- 2011.08.31 Wednesday
- モブログ
- 10:37
- comments(2)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by なりブー