日本のトップ3、左からセブンイレブン(約13,200店強)、ローソン(約10,000店)そしてフアミマ(約8,300店弱)の本部ビル
それに続いてサークルKサンクスが約6,250店強だそうでこのトップ4でシェアが9割を超えているということですね...
たしかコンビニというビジネスモデルは前に聞いていたのは1店舗当たりの顧客数が3千人を超えると店舗数は減少せざるを得ないのだと聞いたことがあるのです、ということはすでに日本の中ではコンビニの数的にはすでに飽和状態になっているということですよね...
そしてコンビニの基本戦略というのは「店舗開拓」つまり新店舗のオープン(店舗数の増加)によってのみ増収(売上げが拡大)していくということで、すでにコンビニ各店では全国一様に減販状況に陥っているとのことなのです
そのせいなのでしょうか、本来はテレビコマーシャルなんかでのメディアプレミアムみたいな営業活動を行っていくのが本来のコンビニの販促路線のはずなのに、最近感じるのはそれとは対極にあるおにぎりの100円セールをやってみたり、と確かに少し迷路に入ってきた感があるような気がするのです
このコンビニというビジネスモデルはその名のとおり「convenient」つまり便利さが故に定価販売という強さを誇っているわけなのでしょうが、コンビニも数が飽和状態になると次には廉価販売競争にならざるを得ないのでしょうか? そうなってくるとますますこのコンビニなどのビジネスモデルはその利用者側の利便性は別として日本国内の経済的にどんな幸せをもたらしてくれるのかなかなかイメージが出来ないのです
もちろんこのアメリカのテキサス州から発祥したコンビニビジネスの日本国内での展開を全否定しているわけではなく、もっと地域性や多様性を持ちながら地元のステーションになり生き残って行く商売人たちのスペースを日本各地にも残すべきなのではないだろうかということなのです
震災直後も結構活気があったアメ横
うまくは表現できませんが、今回の東日本大震災を経験した日本はやっぱりアメリカ型の株主優先経済から日本本来のモノづくりやサービス重視型の付加価値経済に少しリシフトするべきではないかなとも感じているのです、つまり日本ではあまりうまく機能しているとは思えない「ホールディングス」などのゲゼルシャフト(利益社会)的な経営体から人や繋がりを重視して活かすゲマインシャフト的な従来の日本的なオーナー経営形態に少し戻った方が日本の良さを生かし強さを助長して行けそうな気がするのです
実際ドイツなどは今経済が停滞するヨーロッパの中にあり堅実に成長の歩みを止めずにいますよね..でもだからまた時代を逆戻ししてドイツをまねるべきというわけでもないのですが
これはドイツと同じゲルマン人の国、オランダアムステルダムの中心部商店街
いずれにしてもこの悲惨な東日本大震災の傷跡はまだまだ全然癒えない状態ですが、今までのアメリカ経済プロトタイプ(追従型)の資本主義経営から少し進化派生してハイブリッド日本型独自の経営の形を作って行くきっかけとなるように既存の経済団体とは違ううんと若い世代の経営者やその予備軍が集まるどこかの場所でこんな議論もしてみるべきなのかもしれません
今でも輝きと確実性を失わない日本従来の商売も沢山ありますよね
でも、どこから変化すれば、どういう道筋で変革していけるのでしょうか?
まずはかつてホリエモンが言ってたように「日本人は与えられた仕事をモクモクとこなす人が多く、西欧の場合は仕事を創れる人が圧倒的に多い」のが経済的競争力の違いだと言っていました...
僕的にはそのバランスがとれた所に「ハイブリッド日本型」のこれからの経営が存在するような気がするのですが
資源も少なく国土もせまい日本が未来に継続していける経営を自ら創りだしていくイメージがなかなか湧いてこないのは、平たく言うとお金を創りだすための各自の情報リテラシー(情報活用力)がほとんど実践のない学者さんや新聞などのソースになっているからなのでしょうか? いや、でももっと簡素で身近なレベルでの錬「金」術も沢山存在するはずですよね!
中国本土も今はアメリカ型の大量消費社会を目指しているようですが...
おりしも昨日、日経新聞で新社長交代の記事が出ていて多くの企業が掲載される中70歳台の新社長が一人もいないのに驚いてしまいました、それだけ今までの経験値よりもむしろ柔軟な発想やこれからを生きる企業トップたちの実践が伴う新しい経営モデルにこの閉塞感の突破口を期待しているからなのでしょうね
でもイノベーションやリノベーションというのはこんな局面から生まれてくるものだと確信するのです、その意味ではまさに日本経済にっとってもある意味次の展開が開ける生みの苦しみの「今」なのかもしれませんね、やっぱり経営は学問としてでなく実践して成功して「なんぼ」の世界なのです
ということで、これからの日本型経営の創造、ある意味若い経営者たちに期待する楽しみもあるのです!
- 2011.05.31 Tuesday
- 社会・政治
- 10:43
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- by なりブー