実は先日大変な思いをしたのでした、というのは僕の今回のパスポートの更新のことだったのです
今鹿児島県ではかつて県庁舎の国際交流課でやっていたパスポートの発券と更新の手続き窓口を鹿児島県民交流センターに移しているのですが...
実は今年の6月7日で僕の10年パスポートがきれるということで、残存有効期限があと4か月あっての話だったのですが、先日の2月初めの台湾出張は台湾の場合残存有効期限が3か月でぜんぜん大丈夫だったものの急きょ3月1日からの中国出張が決まり、台湾出張から帰ってまたすぐに東京出張に出た関係でずっと気になっていたので東京出張からの帰り空港からそのままパスポート更新にあの県民交流センターのパスポート係に直行し、窓口が閉まる2〜3分前、4時57分頃にギリギリですべりこみ到着したのでした
僕はずっと前アメリカ在住中にパスポートの期限が切れ、サンフランシスコの日本領事館で更新手続きをしてもらった関係でこの当時のパスポートは2冊がリボンで綴じて1冊にしてある珍しいパターンなのです
そして窓口で確認すると中国の場合、パスポートの残存有効期間が6か月必要でしかも、この日2月22日だったのですがパスポートの更新完了が3月1日、つまり僕が中国に発つその日にパスポート更新になるということで、はたと困って窓口に事情を話すと...
いかにも、こんなギリギリで今頃来て・・みたいな本当に事務的な態度で「間に合わないですよねぇ・・
パスポートが間に合わないと言うことだったら旅行は日程変更になりますよねぇ、当日発たれるのならば朝8時30分には窓口が開きますから取りに来られて、それから新幹線で福岡に行けば間に合いませんか?」と有り難くも仕事感覚もコスト感覚も何もない間抜けなさすがお役人的な悠長なアドバイスなのです
「あんたたちみたいに人の金でほとんど意味のない出張に行くわけでもないから!」と言いたい気持ちをグッとこらえて「そこをどうにか出来ませんか?」と頼むと、その女性が後ろのほうの席ですわっていた上司に相談に行ってくれました
そして次の瞬間5時になったからということで何事もなかったかのようにその女性は僕には一言もなく、その上司のような方に仕事をリレーして帰宅されてしまい、今度はその上司らしき女性が僕に恩着せがましく「本当はダメなのですが、じゃ申請書に理由を書いて、その日に発つという証明を後でFAXしてください、そのFAXが確認できた時点で申請にかかりますから、あくまでもその書式が確認できてからの作業になりますからね..」と言われて、ぼくはすぐさま事務所に帰ってからフライトスケジュールとホテル予約のバウチャーをFAXしたのでした
アメリカでパスポートの写真を撮る時にはまず正面を向いたらダメで「表情をすこし和らげ微笑んで、特別でなく普段と同じ表情をしなければだめだよ!」と言われてこの写真になったのです
その翌朝確認の電話を入れて結局、やっと更新完了が15時間30分だけ早まり2月28日のそれも午後3時以降(5時までの間)の本人受け取りでないとダメですと言われ、前日福岡へ移動の予定を当日の朝に変更しながら出張に行けることになったのです
こんなお粗末なやり取りをさせられたせいもあり、そんな目で見たせいか、それにしてもなんでこんなにパスポート窓口にもほとんど稼働していない無駄な人々がゾロゾロいて(どう見てもお互い無駄話をして遊んでいる職員が7〜8人ほどいました)しかも5時きっかりで返すような臨時職員たちまでを税金で雇い、しかもこんなウルトラスーパートロい仕事をさせて、こんな生産性のない正職員たちにボーナスまで出したりというこんな状態を放置しているのか、という思いが沸々と湧いて来てしまったのでした
ここも外務省管轄の県民に対するサービス窓口だと思うのですが、民間企業の「サービス業の定義」だったら客の立場で「どうにかしてあげたい」という基本姿勢でやるのが窓口サービスの基本でしかもその上、それでも成績が残せなかったら(客の評価が悪かったら)お給料ももらえないというのが普通の自立した社会人の世界ですよねぇ
無駄に暇な人たちが集まるとよくあるパターンですが、例えばこんなケースがあると面倒だとか、あんなケースがあったとかという「性悪説」を前提に後ろ向きな作業ばっかりしている集団はこんな窓口になるのでしょうね、でも絶対にわきまえて頂くべきなのは、その非効率性は全部またコストとなって税金の無駄づかいになっているということなのです
この窓口の方々のように未だに恐るべき「お役所仕事」、あまりにも違う実社会の大人の仕事と子供たちのクラブ活動レベルのサービス業の両方が、どうしてこの同じ社会に存在しているのでしょうか?
それにしても、多分ここに働いている方々は、日本人の海外渡航はみーんなツーリストを使った「団体旅行」だと思っていらっしゃるのでは?
僕なんかよりももっと大きい仕事をされていて忙しい方などで鹿児島からでも海外に仕事でちょくちょく個人で出かけるという方々は沢山おられるし、これからもどんどん増えていくということも理解していらっしゃるのでしょうか?
こんな人件費をかけて訳の分からない裁量を振りかざされて、この程度の作業だったら窓口サービスは旅行代理店などの民間企業にアウトソーシングか、あるいはロボットにさせた方がまだずーっとましだと思うのですが...
すんでのところで中国出張に行けないところだったのです、でもまだこれからパスポート受け取りの今日午後に杓子定規の難題をふっかけられるかもしれませんが・・・
- 2011.02.28 Monday
- 社会・政治
- 08:29
- comments(5)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by なりブー