ちょうど一週間前の11月23日勤労感謝の日の祭日に、関東大学ラグビー対抗戦の早慶戦が東京神宮外苑の秩父宮ラグビー場にて両校5勝0敗の全勝同士で優勝決定戦として行われたのでした。
もちろん僕はこの日は鹿児島にいましたし、祭日とはいえ事務所で仕事をしていたので、リアルタイム(実況)で試合を観てはいなかったのですが、後でスポーツニュースを観て、この試合を実況で観ていたら・・・とさんざん後悔したのでした。
その理由は、僕にとって単に両校の激しい気迫に満ちたプレーの激突が観たかった、という純粋な理由だけではなかったのです。
両校が全勝優勝をかけたこの試合、死闘の末20対20の引き分けに終わったのですが、早慶戦で優勝をかけて引き分けに終わったのは実に29年ぶり、昭和55年以来だったのでした。
実は29年前の昭和55年11月、同じように優勝決定戦として早慶戦が行われた、秩父宮ラグビー場で東京で社会人1年生だった僕は、大学時代同じクラスで仲の良かった慶応高校出身でやはりポーラ化粧品に入社1年目の堀尾とダブルデートでこの試合を観戦していたのでした。
それぞれの彼女は全然違う学校の女子大生でしたが、もちろん慶応陣営として4人で大歓声を上げてタイガー軍団を応援し、その後は青山のヨックモックまで歩いて、楽しく仲良くお茶したのを昨日のことのように覚えています。
ちなみにその時の試合結果は16対16で対抗戦は両校優勝となったのでした。
たしかあの時には慶応の「若林」というものすごい足の速いフォワードがいたと思いますが・・・
僕は、あまりラグビーのことは詳しくないですが、ただ、満身創痍でも「One for All,All for One」(一人は全員のために、全員が一人のために)の精神で戦い、「自分より前にボールを出してはいけない」というこの基本ルール、そしてなんといってもノーサイド(試合終了後は敵味方なし)の精神というのは、本当にしびれてしまうのです!
ただ単に熱狂的なファンとして真っ黒になって、独りよがりでひいきチームを応援するだけでなく、好きな人と一緒にデートスポーツ観戦をする、これも絶対におしゃれで都会的な時間の楽しみ方ですよね・・・そんな29年前の自己的ファンタジックノスタルジーに浸るために、この試合をリアルで観たかった、なんて言うと、ラガーマンやほかのアスリートたちから、やっぱり怒られてしまうでしょうねぇ・・でもその直後に僕は彼女からフラれたからこそ、特にこの試合に対して特別な思いがあったのかもしれません
- 2009.11.30 Monday
- 趣味のスポーツ
- 07:30
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- by なりブー