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哲学もハートもない日本の外務省

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    先般13日にメディアで盛んに取り上げられていましたが、不法滞在で強制退去を命じられたフィリピン人カルデロンさん一家の在留問題、中学生の13歳のノリコさんを一人残してお父さんアランさんとお母さんのサラさんは滞在延長をされたのちに結局、国外退去となりました。


     それで、日本の外交や外国人に対するポリシーって何なのでしょう?
    日本人の僕に全く解らない、ということは外国人にはぜんぜん見えないということなのでしょうね・・・ひょっとすると考えることもしていないので、とりあえずは原則「外人」排除みたいな考えなのでしょうか? それとも江戸時代からの攘夷(じょうい)指向がDNAとして未だに引き継がれているからなのでしょうか?
     
     でも当たり前ですが、何年英語を学校で習っても使えないとか、アジア人には上から目線だけど白人にはコンプレックスマインドだとか、そんな下世話レベルの現象だけならともかく、これからの「地球市民時代」に他の国と自分以外の価値観を分けあえない民族や国家には未来がないのは解りきったことですよね。

     なのに我が国はいまだに建前の「平等論」みたいなもので外国人を一律に裁こうとしているわけです。一例として西欧社会を見ても「平等」の定義は日本政府が建前として掲げる「平等」の考え方とは全く違うということは、ちょっと歴史を勉強した人ならすぐ解る筈ですよね。日本人が外交の世界で尊敬されない一番理由の本質は、こんなところにあると思うのです。ルールの根底にはたとえそれが法律であっても、「心」があるのが世界共通の人としての常識なのです。


     でもお役人のレベルは仕方がないにしても、そこに「ハート」を吹き込む運用をつかさどっているべきなのが、日本人の代表として負託を受けている政治家の役割のはずなのです・・・今の政治屋さんたちを見まわしてみると・・・やっぱり仕方がないのかなぁ、こんなレベルの人間力の人々に哲学を語るのは。


    コメント
    世界でリーダーシップをとることが国連の常任理事国になることだと思い込んでいるレベルだとまたまたいつかきた道を歩くハメになるのに。国家としてどうあるべきなんて難しく考えなくても人としてどうあるべきかという極めて普通の感覚で判断して欲しいよね。帰っても仕事があるかどうかさえわからない両親に「普通なら再入国できないところ娘に会うための短期の入国を一年以内でも許す」っていわれても日本までへの旅費の捻出だって難しいのに。そこに愛はあるか?っていいたいよね。
    • SだけどM子
    • 2009/04/15 5:59 AM
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