<< 10年ぶりのニンハオ | main | 何やっとん?! >>
地方× テクノロジー×アート=One&Only
0

    先週はほぼ一週間、北京出張だったのですが、その前の週の佐賀市での会議の後にはこのブログでも書いた通り「武雄市図書館」を見学後は、武雄温泉の「元湯」に浸かってちゃんと時間を合わせてからずっと前から気になっていたスポットに行ったのでした!!

     

    ネットで見ていて興味を持ち始め、そしてテレビで紹介されて絶対に近々行きたいと思っていた「teamLab(チームラボ)」のインスタレーション(映像や音などを利用したアート表現)「かみさまがすまう森」、ガチ体感してきましたよぉ!!

    自らを「学際的ウルトラテクノロジスト集団」と標榜する「チームラボ」ですが、今回もまた彼らの本領発揮で期待を裏切らない、というか、僕ちゃんのようなオッさんの想像や期待を遥かに超えた全く新機軸のアートインスタレーションなのです

     

    チームラボは今年6月には東京のお台場で森ビル株式会社とのコラボで常設のミュージアムをスタートしていて、ここのインスタレーションはそのスピンオフというか、そのノウハウを利用して開設されているのです

     

    会場は佐賀県の西部に位置する武雄市「武雄(たけお)神社」のすぐソバに位置する「御船山(みふねやま)」の麓一帯を歩きながら体感するインスタレーション...つまり「武雄市図書館」のすぐ近くにあるのですが、これは実にまったく新機軸の「ここ御船山でしか出来ない、ここだからこそ出来る×今時のテクノロジー」の素晴らしい唯一無二のアートインスタレーションでした!!

     

    入り口には即席のチケット売り場ができており、とてもニコニコしてなぜだか優しくも「きっと満足しますよぉ!!」的に自信に満ちた感じの女性のお二人が当日チケットの販売をされておられ、まずそこから暮れなずむ中を、意外とタフな坂道を息を乱しながら4〜5分ほど上がると

     

    幻想的なサウンドとどこから投影しているのだかパッと見では解らないほど計算されつくしたプロジェクションマッピング、でも観察しているとこれが深くて超すごいのです

     

    この時期だと日が暮れるのが少し早くなるので開場時間も早くなっており、18時30分から(22時30分まで)の開催でこれがまたちょうど日が暮れていく時間帯で夕日とのマッチングが素晴らしいのなんのって!!

     

    総行程、歩いて約1時間半(歩き方や観る速度で変わります)くらいのこの新機軸アートは大きく分けると17のエリアスポットにちりばめてあるのですが、ふと気づくような所にアッと驚く宝石のようなインスタレーションが施してあるのです(もちろんすべての光や映像は動いています)

     

    それにしてもやっぱり、こんな感じで突出した本当の驚きや感動を生むエンターティメントは来場者の事故などは基本的に「自己責任」そして、くだらないクレーマー対応もなしが原則だよなぁと心底感じるのです

     

    これは5番目スポットの「増殖する生命の巨石(Ever Blossoming Life Rock)」高さ5.5m、横幅4.6m、奥行き6.5mの苔むす巨石に綺麗な色彩の花々が永遠に咲いては散っていく

     

    実はこのインスタレーションの本当にスゴいのは複製画像とか記録されているパターン映像ではなく、すべてコンピュータプログラミングによって常にリアルタイムで描き続けられている画像で、しかも人々をセンサーで察知しつつその時々の目の前の人々の動きでプロジェクションマッピングなどの投影パターンが変化しているのです!!

     

    つまり言い換えると、今自分が見ているこの瞬間の目の前の映像と音のタイミングやコンビネーションは全く同じものは二度と見れないアートだということなのです

     

    そして再び「夏桜と夏もみじの呼応する森」を横に見ながら、意外とデコボコしててアブナい自然の砂利坂道や石階段を登り続けていくと...目の前の光景に思わず僕ちゃん走り出してしまったのですが

    ものすごい瀧がぁ...!!(もちろんプロジェクションマッピングです)「かみさまの御前なる岩に憑依(ひょうい)する滝」

     

    水が落ちてきている風景を目の前でリアルに見ながら別の幻想的な音を聞きながらそれを体感する、これって文字で描くと不思議と伝わりませんが、本物の滝を目の当たりにする体験とはまったく別の感覚を呼び起こされるのです

     

    そしてまた御船山の道無き道をさらに上に登りつつ横を見ると、さらにとっぷりと暮れた風景の向こう側に「現実の」車道(右上のライトは道を走る車のヘッドライトです)も見えたりしてこれがまたツツジ谷全体を使った「生命は連続する光」のインスタレーションを引き立てるのです

    さらに暗闇を進んでいくと、現実なのか幻覚なのか自分でも解らないような、でもはっきりと見える切り取られた竹やぶの空間の入り口に遭遇!!「切り取られた連続する生命(森の天井と森の道)」

     

    そしてこの御船山でのインスタレーションの最大のパワースポットでもあるここにやってきました

     

    「五百羅漢の洞窟に掘られた三仏体の磨崖仏(まがいぶつ)」...ここは今から約1300年前、奈良時代の僧「行基(ぎょうき)」がこの御船山に入山し三つの洞窟に五百羅漢を刻み、そしてこの奥岩に三仏体を刻んだのだそうです(僕ちゃんの写真の腕前だとちょっち解りにくいですね😅)

     

    そしてここからもまだまだ新機軸の驚きと感動の連続だったのでした

     

    磨崖仏の神秘さに感動しながらこの竹灯籠の美しく優しい光の中を5〜6分ほど歩いたでしょうか

     

    すると「御船山楽園ホテル」といういかにも老舗の雰囲気が漂うホテルの玄関に到着、そして支配人風の方にロビーフロアにまねかれるのですが...

     

    真っ黒な扉が開くと、そこは別世界なのです!! 「森の中の、呼応するランプの森とスパイラル-ワンストローク」でも驚くのはまだ早すぎるんです(僕ちゃん感動で昔の十八番だった「森進一」顔になってます)

     

    まずこのベネチアングラスのランプシェード(ムラーノ・ガラス)の配置方法はすべてチームラボの数学者たちによって計算式で割り出されているのです(その計算式を文字で書くとわけわかんないですから説明は省略しますが)、そしてこのライトの色の変化はそのそばに立つ人を察知し光を増し色を変え音を発するのです、さらにそれが時間差をもって近くの2つのランプに伝播していき同じように変化をし続ける...すごくないですか、2度と同じ状態の見られない変化し続けるアート!!

    そしてまだまだ感動は終わらないのです、結構な坂道や山道を歩き、ここでちょうどノドも乾いてきたなぁと思っていたらチームラボの運営する「EN TEA HOUSE」-幻花亭が設置してあり、1杯 500円の冷たい緑茶(抹茶)をいただいたのですが...

      

    これがまたすごい、自分のお茶碗の中にお花が咲いては散るのですが、このお茶碗を手に持って動かしてもちゃんとその中にお花が移動してくるのです...大人も子供も全く同じように感動できてしまうってすごくないですか?「小さなものの中にある無限の宇宙に咲く花々」そう、自分がお茶するカフェも夢のようなインスタレーションの一部になっているのです

     

    一度反対側の門から入りなおして最後に見たのが、「小舟と共に躍る鯉によって描かれる水面のドローイング」もちろんこれもインタラクティヴ(その時の観ている人の動きや、船の動きによって、それぞれの要素同士も反応して光と音が作り出されている)インスタレーションなのです

     

    もはや宗教的、伝統的なお祭りは別として、毎年同じようにどこでもやっている単なるなんとか大会を同じように繰り返すとかいう時代ではなく、その土地の唯一無二のイベントというのは確実にその価値が変化しつつあり、地元の住民達がそこに住んでいることの新しい価値を発見できたり、心から誇りに思えたりして、地元の人々の意識を進化させたり、結果人材を育てたりと...そして地元の人々も普段からリピート体験したくなるようなこんなオサレなアートイベントの発想こそ地方都市に今一番必要とされているのかもしれませんね?!

     

    最後の最後まで「これでどうよ?! さらにこれならどうよ?!」とまるで感動する人々の心を見透かすように、いろんなジャンルやカテゴリーのチームがコラボしながらテクノロジーを駆使して新しい価値を生み出し続けている!!

    そんなteamLab(チームラボ)のそのチャレンジ精神とイノベーティヴマインド、エンターティナー精神、そしてデザインセンスには感服してしまうのです

     

    かみさまのすまう森」(←動画が見れます)佐賀県武雄市の御船山麓のインスタレーション(もう「イベント」という概念ではないですね?!)これこそはまさに今、地方や地域のその歴史や文化ならではのアドヴァンテージやメリットを活かせる、最高の現代テクノロジー利用の一つだと確信するのです

    カテゴリ:社会・政治 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
    コメント
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://makarazuya.jugem.jp/trackback/3783
    トラックバック