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クレーマー被害の損失

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    今回の御台所さまとの田代町里帰りでは、御台所さまにゴネてものすごい熱意と粘りで、途中1時間半ほどお時間を頂いて、久しぶりに一人で鹿児島県の大隅半島の数ある秘境の一つ「雄川(おがわ)の滝」に行ってきたのでした

    ところでこの「雄川(おがわ)の滝」実は同じ場所で上から見てる場所は田代町、そして下から見ているときは大根占町と観覧スポットが2カ所にあるのです

     

    (この2つの滝このブログで違う場所だと書きましたが、これはやはり同じ場所です、私が間違えていました、すみません<m(__)m>)

    この駐車場から秘境「雄川の滝」までは片道1.2キロなので、そうたいした行程ではないのですが、意外とアップダウンがあたりでプチトレーニングにちょうどいいので、この日はちゃんと車でウェアを着替えてシューズも履き替えてこの滝までの道を急いで走り始めたのです(なんせ御台所さまを待たせてあったので...)

      

    ここ大隅半島の水は世界レベルで「超軟水」ということで、例えばここの近くの「財宝温泉」なんてもう何年も通販日本一を続けているし、ここの川の水も信じられないほど澄んでいてきれいなのです

     

    こんなエメラルドブルーの水の流れを横に見、いっぱいのマイナスイオンを浴びながら、少しだけアップダウンのある道をスピードを出して走ると数分でこの仮設の橋をすぎるとすぐ「美しい滝」に到着するはずのですが...

     

    ぎょぎょぎょ〜っなんてこったい?!?!...ここの最高の景観を無残にもブチ壊した形のウッドデッキができてしまっていて、水まで下りることもできなくしてしまっていているのでした!!

     

    超ショックというか腹立たしいというか、秘境だったはずの「雄川の滝」の景色がどこにでもある「いかにも管理されてしまっている」フツーの滝の風景に格下げになっちゃってたのです!!

    ちなみにこれがこの「無粋な」ウッドデッキができる以前のここ南大隅町(旧 根占町)「雄川の滝」のすばらしい風景

     

    プチトレイルラン終わって駐車場まで戻ってきて、この近所の方にどうしてこんなこと(こんな風景)になっちまったのか尋ねてみると...

     

    一時期ここを訪れる方々が数が増えて、その時にその中の人たちで立て混んでいてここでけがをしたから、ここの管轄官庁(町)に駆け込んで「どうしてくれるんだ」ってクレームをつけた結果、役所がそれを受けてこのデッキを作らざるを得なかった、ということなのです

    まさに日本でよくある景観ぶち壊しの最悪のパターンというか...このクレイマーはどんなゴネ得をしたのか知りませんが、一つ言えることは「景観は万人(ばんにん)の財産」であり、それをいちゃもんつけてぶち壊してくれたということです

     

    もう一つは「自己主義(individialism)」と「利己主義(selfishness)」の区別を考えることをせずに、少数のやかましいクレイマーたちの行為への対応を面倒くさがってヒトから集めたカネを使って安易にこんな「破壊行為」を普通にやってしまうのが本当に信じられないのです

     

    自立し成熟した大人たちの社会というのはクレームを出すのも、その正義たる信念をもって万人のもとに結果まで知ってもらい、結果社会をよくするため、かたや万人の財産を守るべき立場の人々も、まずは景観や静寂などといった皆か当たり前に共有できるコトに対する当たり前の概念をちゃんと勉強し哲学を持ち、天にさらしつつもその議論が(声に出さない)万人を納得させられる方法でみなの財産を守り続けること、それが管轄官庁の「仕事」だと思います

     

    一番悪いのはクレイマーですが、もっとしっかりした公共精神の哲学の元に有形・無形の「万人の財産」の感覚をちゃんと学ばなければ、日本国内ではどんどんこの手の破壊行為と財産劣化が進んでいく、秘境は減り続けるということだと感じてしまうのです



    コメント
    ナイアガラの滝にしてもグランドキャニオンにしても柵らしい柵はなくって、実際落ちて死ぬ人も年に何人かいるらしいですが、オウンリスクを徹底してますよね。けど、あれだけ人が来るわけですね。
    雄川の滝も、実際自分の知人はハイヒールでノコノコ行ってねん挫したとか言ってましたが、こういう方々も行ける方向性を選んだわけですね。
    少し残念('ω')
    • GEN
    • 2017/07/24 5:25 PM
    そう、基本的に子供がケガをしたら親の監督責任、自らが危ない場所に行くのも自己責任。こんな世界的常識の原則を忘れてたら民主的な暮らしもコミュニティも作れるはずがないですよね。
    ましてやそこでウサバラししたりゴネ得ねらったりする人の方が尊重されるなんて社会はあり得ないですよね…
    • なりブー
    • 2017/07/24 6:02 PM
    だいぶ前の記事ですが、この記事について思うことがあったので書かせて頂きます。
    山一証券の野沢社長について、「知らなかったことが経営者の責任外で許されるなら、日本中の会社をその同じルール下で経営をしてもらったらどうなるでしょうか?」
    とおっしゃいますが、ここまで多大な負債を隠したまま社長職を押し付ける会社というのは相当特殊な例だと思います、というコメントがあります。
    山一証券の社長の場合は、こんな多額の借金を就任後に知らされた、という点では同情はできなくもないでしょう。
    ただ、泣き落としで世間の同情を買ったと言うところがいかにも評価しがたいなと思うんですよね。この会見のおかげで、残された社員のかたがたは再就職がうまくいったそうなので、嘘も方便と言うか、社員を守るためには仕方のないことだったのかな、と思います。

    一方で、雪印乳業の食中毒事件や牛肉偽装事件では、社長は何も知らされていなかったそうですが、彼らの場合は涙を見せるどころか、執拗なマスコミの質問に対して「寝てないんだよ」と逆上したり、東芝の事件でも自分には責任はないような発言をしたりしていました。はっきり言って大企業の経営者なら、これくらいの図太さが求められるのではないでしょうか。
    泣くくらいなら開き直れ、ということを管理人さんはおっしゃいたいのでしょう。私も概ね同意です。
    大企業の社長や、政治家は、多少ずる賢くてダーティーで冷静な方がいいくらいです。

    で、こちらの記事についても同じことがいえると思います。
    日本人は何かあるとすぐ責任転嫁するクレーマーの多いこと多いこと。
    一方で外国では自己責任の精神が身についているので、策を整備するなどといったことはまずないですよね。
    私がこの滝の管理者であれば、「いかなる責任も負いません」という立て看板を立てた上で自己責任で観覧して頂きたいなと思います。
    事故が起きようが本人のせいですし、それこそ雪印や東芝の社長くらい堂々としていれば良いのです。
    山一証券の社長みたいに他人の面倒を見る、なんてことはしなくていいわけで…
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