6月5日月曜日はまからずやのルーキーレッスンの夜でした
実はお花屋さんの業界にはプロフローリストっていうはっきりした定義はなく、業界では国家検定資格やフラワーデザイン協会の資格は存在するものの、それは商売をする上で必須のものではないのです
ということでこの夜は「基本中の基本から」の内容として現場ではほとんど戦力にはなっていないけど「昔取った杵柄(きねづか)」的にこのルーキーレッスンの講師となったのは社長さん自身なのでした
うちのスタッフはもう誰も覚えてもいないと思うのですが、ゲシュテック(お花飾り)の本場ドイツ論理だけは一応ちゃんと時間かけて勉強もしたし、国家資格「フラワー装飾技能士」検定も1級、日本フラワーデザイナー協会の講師免許もとったことのある、そしてフラワーデザインでは鹿児島県知事杯でも3位までですが恥をかきつつ入賞したこともある僕ちゃん...
さらにその昔、10年前にはこうして中国本土では山東省の済南(チーナン)で日本人として最初に中国政府(国家林業局)に公式に招かれて200人ほどの前でデモンストレーションをやったこともあるし(でも絶対にこれは中国人フローリストの皆さんを束ねてだましたとしか思えない状況でしたが...)
キャリアだけは文字にすると意外と立派にみえる講師なのです( `ー´)ノ...超自慢してるし
この夜は初回ということで、4名のルーキーたちにとってはとりあえず超おもろくなくてもプロとしては必須知識の原点ともいえるドイッチェ(ドイツ)ゲシュテック理論を一通り通ってから、一気に実践的に値段設定をして花材から選んでシュトラウス(結束花束)を作ってもらったのでした
お勉強が大嫌いで、難しいことになるとすぐ眠くなる僕ちゃんだからこそ受ける立場の人間の側の感覚で「飽きずに集中できる」レッスンをしなきゃと工夫してしまうのですが...
でもいかんせん「超を超える」凡人ラベルの才能しか持ち合わせていない僕ちゃん、悲しいかなレッスン終わった後で自分自身どうしてこんなに伝えることもへたくそなんだろうと落ち込んでしまうのです
そう思うとうちのベテランスタッフたちはただ単に上手という域を超えて、さらに季節のバリエーションや植生も多彩でなおかつすごい本数のお花たちを活かして手際よくスピード感を持ちつつ実践としてお客様に喜んでいただけるお仕事をし続けてくれているということに改めて心から尊敬し、感謝しそして喜びを感じるのです
当たり前ですが、その道で食べている「プロ」ってやっぱすごいのです
- 2017.06.10 Saturday
- モブログ
- 00:23
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- by なりブー