昨日から黄砂が降っていてお天気はいいのに少し霞がかかっている鹿児島市内ですが、5月になってすぐ2日の火曜日は久しぶりに夜明け前から鹿児島市内側に桜島の火山灰、いわゆる一つの「ドカ灰」が降ったのです
結局2日は未明の午前3時20分頃に最初の噴火が4千メートルくらいまで上がりその後、同日の正午までに合計5回噴火したそうです
それにしてもよく覚えているのは、自分が高校生時代の夏(今から45年前くらい...)はとにかく「ドカ灰」が毎日本当によく降っていて、高校に自転車通学するのに暑い上に灰にまみれていっつも往生していた覚えがあります
「鹿児島も灰がなかったらねぇ〜」って口癖のように言う人々も沢山おられますが、それでも鹿児島の人々はみーんな桜島のある風景を愛していますものね?! もちろん僕ちゃんもそうです!
またこれも見慣れた風景なのですが、この黄色い火山灰収集用のビニール袋が大集結!! 天文館を歩いてて突然灰模様になると、それはそれで当たり前のように手持ちのハンカチで対応したり
でもよくよく考えると鹿児島に来られてこの桜島の噴火をする風景を初めて観る方々にとっては、多分巨大なゴジラかなにかが実際に動いているようなリアルな「恐怖」さえ感じるのは無理もないことですよね
それだけに鹿児島の人々はずーっとそんな環境、そしてそんな風景と一緒に暮らしてきているので、間違いなく「胆力」とか「覚悟」とかいうもの平均値は日本国内ではナンバー1であるとも感じるのです
また一晩にして車もフロントウィンドウまで塗装がマットな感じのグレーに変わっていました
そして季節の黄砂だけどころか信じられないようなドカ灰もいつの時代にも常に付き合わされ...
それでもそれほど泣き言を言うでもなく当たり前の生活をし続けている、だから「辛抱強さ」もさらに今流行の言葉で表現するとまさに「レジリエンス」(精神的回復力)も比較的高い県民性だと感じるのです
そしてもう一つはそういう災害と一緒に暮らす術を学びつつ、また最近ではそんなやっかいな時もあれば、その恩恵にあずかっているという両面をちゃんと理解してこの桜島を愛している人々もとても多いとも感じるのです
活火山とともに平然と暮らす鹿児島人であること...意外とカッケーくないっすか?!
- 2017.05.09 Tuesday
- 社会・政治
- 08:01
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by なりブー