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僕もSATSUMA STUDENT
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    今年の7月にオープンした鹿児島県の東シナ海がわに面するいちき串木野市 羽島(はしま)町の羽島港に位置する「薩摩藩英国留学生記念館(SATSUMA STUDENT MUSIUM)」、やっと訪問することが出来ました

     
    産業革命直後の英国との薩英戦争で西欧列強の先進性に気付き、これに学ばなければとあえて幕府に内密に若者たちを英国に送り込んだ薩摩藩、その19名たちの像(鹿児島中央駅前広場にありますよね)

    僕ちゃんがあえて「やっと」と表現するのは、今から24年前の1990年4月に鹿児島県主催でこの薩摩藩英国留学生の足跡をたどる企画がありそれに応募し参加したのですが、この企画は、明治維新前の1865年4月にまだ鎖国中の幕府に内密で薩摩藩が19名の若者たちを英国に学ぶために送り込んだ、そのときの19名と同じ年齢構成での募集ということで極めて珍しいパターンの企画だったのです、そしてその鹿児島県の応募企画当時32歳だった僕ちゃんはラッキーにもその年齢構成にハマり、なおかつまぐれで4次審査までパスしておおよそ2週間の行程でイギリスへと渡ったのでした

    つまり19人の当時の薩摩スチューデントの再現として1990年に選抜された一人として、一般のみなさんのどなたよりも先に観ておく義務があったと感じたのです
     
    1990年の3月なかば、公募で選ばれた僕ちゃんら19名はここ羽島港から当時の土屋知事と一緒に小舟で出航しました...でもテレビカメラがおられなくなったらまた港に戻って来て、そのまま串木野さのさ荘に一泊して鹿児島空港から大阪経由でイギリスに飛び立ったのでした

    「東京おもちゃ美術館」南さつま市の超イケてるスポット「笠沙恵比寿」などをプロデュースされた砂田光紀さんが総合プロデュースされたSSM(薩摩スチューデントミュージアム)、こっち側(正面入口)から観てももちろん素敵なのです

    (以前こちらの記事にプロデュースの方を誤って記載しておりました、すみませんでした)
     
    建物の中もいきなりブックシェルターがあり、展示物のある中に入っていくのにスロープが設けてあるのです、そしてここのスタッフたちのユニフォームもお堅くなくてハコモノにありがちな四角四面ではなく、とてもいい感じの空気感なのです

    そうそう僕ちゃんらはこの小さな港から当時の知事さんと一緒に、裃(かみしも)を着て小舟に乗っての出航パフォーマンスをやったのです
     
    もちろん景色を見ながらテラスでお外食事ができました、なにげにナイフ・フォークのケースがとってもオシャレでテンションが上がるのです、僕ちゃんは「特性カレーの大盛り」をいただきましたが、驚くほど大きくて柔らかくて美味しいビーフが一杯入っててさながらカレー風ビーフシチューのようですんごく美味しかったのでした
      
    サインや表記、そしてウェブサイトに至るまで、いろんなところに水戸岡さんらしいデザインマインドが溢れています、でも一番感動したのはここのおしゃれでさりげないボタンダウンシャツの若者スタッフのみなさんの熱く語るその姿と説明のメリハリの上手さ! 
    よくあるパターンで歳とったいかにもリタイヤした感のある髪ぼさぼさのオッサンみたいな人が上から目線で「どうじゃ、おまんら知らんかったどが?!」みたいな感じで説明をするハコモノがありますよね...
    でもここのスタッフは全然ちがうのです、とてもいい意味での誇りと熱意にあふれていてついつい引き込まれてしまうのです、結局伝える力があるってこういうことなんですよね
     
    お庭側(海側)に立つと、この建物まるでお舟に乗っている気分になれるのです、特に2階の海側テラスにはとてもいい感じの雰囲気があり、この手の施設では本当に珍しい「ここでちょっと座ってゆっくりしようか?」的な雰囲気があるのです

    シャトルバスもよーくデザインされててオサレですよね、そして街並みにもデザインされたここの施設のロゴマークがフラッグになって掲げられていました

    この施設、ウェブサイトをみてもとてもイケててなおかつちゃんと英語でも対応できてるし、一生懸命この施設の素晴らしさを説明しておられるスタッフのみなさんの姿を観ていても、インバウンドを獲りたいという意欲にあふれているしそのおしゃれなライフスタイルや自分たちの施設への強い思いや愛をとても感じるのです

    齢(よわい)57歳の大人がするポーズでしょうか? 僕ちゃん自身にも分別はありませんが、持って生まれた本性はそう簡単には変わらないものなのです(やっぱりニヤニヤ観ている方々がおられました)

    これからの施設ってこんな素敵で熱意ある雰囲気がなければ存在する意味もなければ、市民が大変な思いをして納税したお金を投資する価値も見出せないですものね

    なにはともあれ、たまたま薩摩スチューデントとして1865年に日本の明るい未来を夢見て帰れないかもしれない旅に出て行った若者たちを模して、鹿児島県代表として英国に行かせていただいたこの誇りはどこかに必ず留めておこうとちっちゃくもかたい決心をしたこの日の僕ちゃんなのでした

    カテゴリ:社会・政治 | 03:20 | comments(2) | trackbacks(0) | - |
    コメント
    こちらのプロデュースは水戸岡さんではありません
    | ななし | 2018/04/24 2:31 PM |
    すみません、砂田光紀さんですよね。σ^_^;
    | なりブー | 2018/04/24 3:29 PM |
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