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素晴らしき若きリーダーたち
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     土曜日の午前中、御台様と2人でお家の大掃除をし終わって遅いお昼を食べていたら、テレビのBSフジで「ザ・ノンフィクション 青春エール 花の中学生応援団」という番組に途中から引き込まれてしまい、思わず涙しながら感動し見入ってしまいました
    フジ系列のメディアも本質をついたこんな大作だって作れるんですね・・・
     
    この番組は名門明治大学の附属高校・中学校の応援団に3000日間、つまり中学1年生が高校卒業までくらいの期間をかけながら同行したり取材したりというものでした


    実は前半の方はこの2人が(この時点ではすでに大学生でOBとなってすっかり落ち着いていますが)中学1年生で入部したところから始まって、まったくモヤシのような頼りないヒョロヒョロ君(左)と少しオタク系の鈍いデブちゃん(失礼! 右)とのコンビが途中で退部しそうになったりしながらも6年間ですごい成長ぶりを見せてくれたのでした

     
    後半の主役は新しく出来たばかりの同じ明大附属高校のチアリーダー部のこの3人の女性と廃部の危機すらあった同校応援団の中学一年生(12歳)の趣味が漢字パズルとゲームというひ弱なたった1名の男子新入部員なのでした

    女子チアリーダー部の部員は先輩はまだ応援団としての男子上級生しかおらず、なかなか体育会系のノリにはついてゆけずこの男子応援団との溝が深く、とても体育会系とはいえないゆるーい雰囲気なのでした
     またたったひとりの貴重な男子新入部員の高松君は両親は続きそうにないとは思うもののとりあえず応援団に入ったこと自体は嬉しい...と言われる程度の覚悟しかないのでした


    中学校1年生の高松君はぶっちぎりで身体も小さく体力的にもとてもついていけないもののどうにかこうにか夏合宿までたどり着くのでした(この映像は春の高校野球の応援で重い学校旗を運ぶ役目で涙を流す高松君)
    学校旗はかれら自身の象徴なので絶対に地面には置かないのだそうです、学校旗も自らのアイデンティティ、つまり国民にとっての国旗と同じですものね
     
    そして男子も女子も一緒に迎えた新潟県越後湯沢での恒例の5日間の夏合宿でしたが、これがまた地獄なのでした...
     
    特に男子リーダーの夜のこの正座応援歌指導はものすごいのです!! 真夏に学ランを着て3年生といえども気絶しそうになるほどの滝の汗をかく荒行でした

     特に驚いたのは正座を数時間やって各自名前を呼ばれるとほとんど全員が立ち上がれないのですが、その際に畳に手のひらをつくことが許されず倒れこみながらも全員必死でひじをつき這いつくばりながらも、どうにか応援団らしく立ち上がりたいという思いで悔しさのあまりに涙を流しながらも思うようにならない自分の体をどうにか制御しようとするその凄まじい彼らの姿に感動すら覚えました
     やっぱり人間が自分の心に決めた何かをしっかりどうにかやり遂げたいという必死の姿は間違いなく人の感動を呼ぶし、その人の究極の善意のようなものを見る気がするのです

    確かに、そんな地獄の試練であえぐ男子の真剣な背中を見ていて女子チアリーダーたちにも誰からともなく自律のマインドが生まれてきたのでした

     
    そしてこの中学1年生の彼はこの夏合宿をどうにか乗り切ったのですが、それでもやっぱりこの辛い練習がまだ続くと思うと続けていける自信がなく、夏休みが終わったら退部しようかと思っていたのでした

     
    そして迎えた合宿の打ち上げの日、男子も女子もそして先輩後輩も一緒に円陣を組んで世界3大校歌の一つとも言われる「白雲靡(なび)く駿河台♪」を歌う頃には完全に彼らの心は一つになっていました
     そして間違いなくあのチアの高校同級生3人組みの女の子たちも、そして中学1年生の高松くんもこの頃になると自信に満ちて、顔つきが変わってきていました

     
    そして夏合宿が終わると正式に団長から部員として認められた証の応援部バッジを授与されるのです、その後の秋の野球大会になると今まで夏合宿の時にも厳しい指導を続けてきた応援部のOBたちももう完全に安心して手放しとなったのでした

     
    先輩からの指示を受ける彼女たちも完全に眼つきが変わっていますよね、ところでこの年は明治大学附属高校の応援部にとってもそしてチアリーダー部にとっても歴史に残る年となったのでした...
     実はこの高校2年の3人組女子の学年には男子学生の部員在籍者が一人もおらず、結局明大附属高校始まって以来66年目にして初めて女性の応援団長が誕生することとなったのでした

    女子チアリーダーは人気があっても、中学校・高校入学式の時の男子応援部のパフォーマンスを見ていると今時の男の子たち同性の目には「暑苦しすぎる」と見えるのだそうです・・・残念ですね、でもそんなことを解っていても伝統の型を自信を持って披露できるその精神が素晴らしいと思うのです

    どうして応援団OBの就職率がいいのかは応援団という肩書だからとか、OBに偉い人がいるからだと表面的に思っている学生も沢山いると思うのですが、応援団の本質は団結・礼節・自律そしてリーダーシップといった今の時代に一番欠けている精神的なものをこうやってトレーニングを通して備えてきていると知っている人々が社会に沢山いるからですよね
     そしてもう一つ僕が先輩や友人の応援団OBを見ていて彼らが一番素晴らしいと思うのはどんなに自陣が不利だろうが「最後まであきらめずに逃げずに応援し続ける」その姿勢が人としてまさに本当のエリートといえるからなのです

    秋になると彼らの最高の晴れ舞台、文化祭の日「紫紺祭」がやってきました

     
    そしてなんとその舞台の上にはあの中学1年生リーダーの高松くんが立っていました


    素晴らしいまさに「魂のエール」でした、そして堂々と凛々しく壇上に立つ彼の姿はその身長の数倍の大きさに見えました、リーダー役が終わった後の彼の「ドヤ顔」の素晴らしいこと!!

     
    1年生の新学期、応援部入部当初の孫のことを家族で一人「応援部は印象が右翼的で暴力的で心配だ」と危惧していたおじいちゃんはとても誇らしげでそして感激の涙されていました

    そして明治大学附属高校応援部始まって以来初の女性応援団長(第66代)の押田華穂(おしだかほ)さんのこのほれぼれするような凛々しい団長姿!!
     
    リーダーシップとは、損得を顧みず、皆の力や英知を結集して事を成し遂げるために、恥も外聞もなく自分の信じた道を自分の最大の英知と行動を持って行動すること...だと思うのです
    そして今日本が一番必要としているのは、腐った政治でも、マスメディアでもなく、彼らのようなリーダーシップ・イン・ヤングアクション(行動する若きリーダーたち)だと確信するのです

    「権利自由,独立自治」の精神をまさに明治14年から引き継ぐここ名門明治大学附属高校応援部にして、まさに教育の本質であるリーダー学育の真骨頂を見た気がしました!!
    正義の鐘を打ちて鳴らさむ!!尊敬すべき素晴らしきそして若き応援団魂なのです


    カテゴリ:社会・政治 | 10:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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