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エターナルオプティズム

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      元旦の夜、家でNHKテレビですごい番組を観てしまいました、その番組はNHKスペシャル「2011年ニッポンの生きる道」という番組でした

    この番組途中から観たのですが、世界の中でも追従を許すことがなかったはずの「ものつくり」のカテゴリーでも韓国や中国に負けてしまったり、原発や高速鉄道の国際入札でも負けることが多くなってきた今の日本の技術競争力ですが、そんな中で今の日本のハイテク業界のナショナルカンパニー複数社が総力を挙げて新しい概念の「スマートシティ」をつくりあげるためのボーダーなきコラボ作業の実情を観て感動してしまいました


     今までの企業の経営ビジョンの建て方のフローは自分たちの技術を磨けば間違いなくユーザーが認めてくれるといとった自己中心的なベクトルだったものをすべての開発動機を日本がどうありたいかという理想の中からそれを阻害する要因を一つずつ取り除いていく、つまり「ソリューション(解決策)」を一番のインセンティブ(動機づけ)としてさまざまな業界で研ぎ澄まされた企業同士でコラボレーションを組みソリューションを目指すという、今までの産業社会とは全く逆の向きのフローなのです

    そういえば昨年アメリカのオバマ大統領が多額投資をすると発表した「スマートグリッド(次世代送電網)」の延長にもこのスマートシティの概念構想があるのだそうです、そしてアメリカのエナジーインサイツ社のリックニコルソン氏によるとこのスマートシティによるビジネス市場規模は2000億ドル(≒20兆円)以上あるそうです


    ごく一例で例えれば鹿児島市内の各通りにあるセンサーが車の通行量を感知しその時点で人工知能が判断し各通りに設置された信号のシグナル(青・赤)の間隔を加減して交通渋滞を緩和する・・・
    風力発電などでエリアによってあるいは季節によって消費電力が異なるなどのデータを集約管理し人工知能が各地に適切な蓄電量配分を判断し実行する・・とかいうことらしいのです

    実際この番組でゲストで出演していた日本を代表する建設機器会社である螢灰泪弔両豺20年以上も前から全世界に販売したフォークリフトなどの建機のエンジンがかかったのを常時感知しエンジンの不具合などの遠隔監視を行っており、このことは同時に全世界で建機がどのくらい稼働をしているかを通じて各国の建設などに関する需要の高さやひいては建機の今後の必要性などまで独自のルートでマーケディング出来ているのだそうです
     こんなことが集約的にデータ管理できればその先にはいろいろなことがしかけられるのは明白ですよね、要するにこんな集約されたデータなどを複合的にあるいは有機的に組み合わせることで大きなスケールでのソリューションが可能になるということですよね、それが出来た街の形が「スマートシティ」ということなのです

    この番組の後半でメインゲストとしてつい先日ノーベル化学賞を受賞したパデュー大学特別教授の根岸英一氏が出てきてますます面白くなったのでした
    実は僕は恥ずかしながら根岸博士の研究対象「クロスカップリング反応」が具体的には何をされていて何に対しての評価がノーベル賞だったのかあまり知らなかったのですが・・

    例えばこんな僕でも分かりやすかったのは、このクロスカップリングで完成した光触媒を用いて汚染された水からでも有機化合物や細菌などの有害物質を除去して人工光合成により簡単にフレッシュな「空気」をつくれるというのです、そして地球温暖化の原因でもある二酸化炭素でさえも資源として利用できてしまう可能性が高いということで、このような画期的な発明を上のスマートグリッドなどの政策の中で生かして「スマートシティ」を実現させていく、そしてその中にはいくつもの新しいビジネスチャンスが存在するということなのです


    この根岸博士の「発見の10項目」、これって本当に分かりやすい概念でした

    でも一番印象的だったのは、根岸博士がおっしゃっていた「日本の大学をはじめとする知的学習機関はほとんどが知識のコンペティション(競争)に終始している」ということと、今の日本人たちに一番欲しいものは「エターナルオプティズム」つまり永遠なる(持続し続ける)楽天的なマインドだということでした
     まさにビジネスのみならずさまざまなジャンルで世界が変わるべき時に日本国内でもこの国はどうありたいのかをしっかり見定め、もっともっと希望を持って考え、作戦を練って発見にチャレンジしようという力強いメッセージを聴かせてもらったのでした、さすがに実学思想でノーベル賞を数多く奪取しているシカゴ大学などでも学ばれた本当の学者さんですよね
     
           
    でも多分僕ちゃんみたいに単に中身のない楽天家(オプティミスティックパーソン)がいいということと同義語ではないことだけは確かだと思いますが、なぜか僕ちゃんの勝手耳のばやい「エターナルオプティズムっつーことは僕が主役ってこと?」みたいな感覚が心に残ってしまうのです


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    佐藤の日記
    地球上の異常気象はこのような形で徐々に我々の生活に異状をきたして来るのではないでしょうか?
    • 佐藤の日記
    • 2011/01/05 4:18 PM
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