先般、たまたま不在をしていた間にまからずや本店に鹿児島大学の中国からの留学生の「江(Jiang)」さん(日本語読みだと「こう」さんですが)という方からお電話をいただいており「広馬場通り戦災鎮魂慰霊の会のことでお話を聞きたい」というメッセージが残されていました
翌日すぐまたご連絡をいただき、さっそく慰霊の会事務局をさせていただいているまからずや本店にインタビューに来ていただいたのです
江さんは現在、鹿児島大学の大学院人文社会科学研究科の大学院生でいらっしゃって地元中国で大学に通っていた頃、鹿児島大学出身の先生と出会い、そのご縁で鹿児島に6年前に来られたのだそうです
そして「鹿児島市における空襲記憶の記録と継承」という論文を書かれ(その貴重な論文冊子もいただきました)、さらに研究を重ねておられる際に総務省のウェブサイトの中で、この広馬場通り戦災鎮魂慰霊の会の母体である春成財団の情報にたどり着かれたのです...本当に有り難い気持ちで一杯でした
うちで丁寧なインタビューもされてお話をきいていただき、その後に一緒に慰霊碑まで歩き慰霊碑ができるまでの経緯も丁寧に取材をしていただきました
中国(重慶)のご出身のこんな若い方が「空襲記憶の記録と継承」という切り口で鹿児島市にフォーカスして論文を書いていただける事自体も感動だし、このインタビューでも春成代表の「命は尊い」というお言葉などをお借りしつつ国家を超えて不戦の大切さをシェアできたことも本当に嬉しいし、またこんなご縁のキッカケをつくられた鹿児島大学OBの先生にも心から感謝をさせていただきました
前のこの碑の立つ「堀江町」の前での「春成幸男代表」☜クリックしてまた動画も観て下さいね(この写真は2013年6月18日の慰霊祭にて)
今年は日本にとっても、そして開催できなかったこの慰霊碑の今年の6月18日も同様に戦後75年の節目の年だったのです...この江さんとのいきさつを早速、春成代表にもご報告させていただくと大変喜んでおられて、今後は江さんが鹿児島におられる限り、慰霊の会にもご参加いただくようにてご指示もいただきました
思わぬご縁をいただいた江さんの来訪のおかげさまで、さらに国境を越えた不戦の誓いをあらたに共有できた貴重なこの日なのでした
- 2020.10.23 Friday
- 社会・政治
- 00:23
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- by なりブー