今年も残すところあと1ヶ月ちょっと、再来年2020年の夏には東京オリンピックが開催されるわけですが...
ところでこの東京オリンピックの誘致を競ってた頃からのキャッチフレーズ「世界一コンパクトな大会」
あの懐かしい「歓喜の瞬間」
だったはずですが、今現在大会経費は国と東京都を合わせて2兆1600億円まで膨らみ、さらに今後3兆円を超えるとも言われているのだそうですね?!
昨年の夏このブログ記事「2020年問題」でも書いたのですが、日本が一番お手本にするべきだった「2012年ロンドンオリンピック」からするとマジで日本人の「人のカネ感覚」と「公共事業に対するモラルの低さ」を露呈してしまってる感がありありですねぇ...
そして日本人の脂ぎったオッサンの感覚だと「大きな予算がつく」=「利権とカネにありつける」的な公式というか、それに乗り遅れるとイカン、みたいな感覚が相変わらずすごいと思うのです
それにしても似たような国土面積(日本の2/3くらいかなぁ、でもイギリスの方が可住面積は広いかも)と四方を海に囲まれた島国、伝統あるロイヤルファミリーを持つ国であるという日本とイギリスこの両国間のインテリジェンスの違いはなんなんでしょう?
ロンドンオリンピックではリノベーションで「工夫のデザインマインド」を見事に醸成し、大会前からそれをサポートするための多くのイノベーティヴなアントレプレナー(起業家)たちを育て、失業率も改善させ10兆円規模で産業を創出し国の財政まで改善させたわけです
これが「糖分に押し寄せるアリのような」日本人の守銭奴オッサンたちの手にかかると「経済効果」という魔法のワードでごまかしつつ青天井で浪費して、その後も経費がかかり続けるハコモノを「レガシー」という魔法の言葉でアホみたいにまだ作り続ける、それでいて責任もってガバナンスしようとする人は誰もいない...相変わらずの人口増加型イメージの経済感覚、まるでロシアや中国と同じ体制の国のようですね?!(いやこれはロシアにも中国にも失礼な表現だったかも...)
人材を育てるとか、若者達の世代が主役とか、いわんや自分たちの責任で「稼ぐ」とかいう知恵や発想はみじんもないのでしょうか?
日本とグレートブリテン島は環境やサイズは似ていても、いざという時賢さを発揮できるイギリス人たちとまったく異なり日本の舵取りは守銭奴オッサンたちの独壇場だということを「2020年オリパラ」でも証明し続けるということ...
「使うことしか考えられないそんなマルクス経済の人たちと一緒に生きる国はヤダァ〜」と僕ちゃんが言っても「おめえもそのオッサンの一人だろうがぁ!」と言われて一巻の終わりの悲しい今日この頃なのです
- 2018.11.18 Sunday
- 社会・政治
- 06:19
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- by なりブー